言語発達遅滞 |
単純性言語発達遅滞
、
発達性言語障害
、
特異的言語障害
とも言います。
他の発達障害や、心理・環境要因等が直接的な原因でなく、 言葉のみが特異的に遅れている ものを言います。 |
広汎性発達障害 |
アスペルガー障害を除くほとんどの自閉性障害で、初期に言葉の遅れが見られます。
精神遅滞を伴うケースと伴わないケースがあり、重度では、一生喋らない場合もあります。 個人差はありますが、 目線が合わない 、 指差しをしない 、 同世代の子供と一緒に遊べない 、 こだわりが強い 、 常同行動(くるくる回ったり、手をひらひらさせる) など、 社会性やコミュニケーション能力、想像力の分野に問題 が見られます。 |
精神遅滞 |
いわゆる、
知的障害
の事です。
首のすわりや寝返り、おすわりを中々しないなど、 身体的な発達遅滞を伴う場合が多く 、 健診での早期発見が期待されます。 言葉の遅れ以外にも、 周囲への関心が乏しい 、 指示が通りにくい 、 多動 や 寡動 などが見られる場合には、知的障害が疑われます。 |
難聴・聴覚障害 |
先天性、遺伝性、後天性(中耳炎など)がありますが、
聴こえの状態が著しく悪い場合、音に対して反応しない為、 言葉の発達に大きな影響を及ぼします。 極度の 神経性感音性難聴 では、鼓膜を見ても分かりません。 脳波 ・ 聴力検査 などで詳しく調べ、早期から補聴器をつける必要性があります。 通常、乳幼児検診でチェックされますが、 耳の聞こえに関して疑問がある場合は、早目に受診しましょう。 |
器質性構音障害 |
機能性構音障害
とも。
構音とは発声の事で、 発語器官の構造的な問題 ( 口唇口蓋裂 など)があり、 明瞭に発音出来ないケースです。 なお、幼児の標準的な構音完成時期については、 こちら をご覧下さい。 |
心因性言語遅滞 |
日常的に2ヶ国語以上の言語を使用している
場合、
養育者に極端に言語が少ないなど、 言語状況が著しく乏しい環境 にいる場合、 又、 極端な過保護 などでも、言葉が遅れる事があります。 |