広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorders:PDD)



広汎性発達障害(PDD)とは

自閉性の障害の総称で、具体的には以下の種類があります。
自閉症スペクトラム と呼ぶ事もあり、いずれも脳に起因する先天性の障害と考えられています。
自閉という言葉の響きから、引きこもりを連想されるかもしれませんが、これは大きな間違いで、
社会性 コミュニケーション能力 想像力 に困難を生じる障害です。

自閉性障害
(Autistic Disorders)

いわゆる 自閉症
三つ組み (診断基準にある「社会性」「コミュニケーション能力」「想像力」の三つの領域における障害の事) が揃っている、
典型的な自閉性障害です。
発見者の名前から、 カナー症候群(Kanner's Syndromes) カナータイプ と呼ばれる事もあります 。
発症率はおよそ 1000人に1人 で、 男女比は 4〜6:1 と男子に多く見られます。
三つ組は揃っているものの、知的な遅れの見られないものは、 高機能自閉症 と呼び、カナータイプとは区別します。

アスペルガー障害
(Asperger's Disorders)

アスペルガー症候群(Asperger's Syndromes:AS) とも。
カナータイプに対して、 アスペルガータイプ と呼ばれる事もあります。
診断基準によって若干定義が違いますが、
一般に、三つ組症状はあっても、初期の言語の遅れの無いものを指します。
(言葉の遅れとは、あくまで発語の話で、 実際には、言葉の理解や使い方に問題を抱えるケースは多くあります。)
この障害については、まだ分類がはっきりとされておらず、PDD-NOSに含む場合もあります。
未診断の成人も多く、発症率は実に 70に1人 とも言われていますが、
障害と呼べるのは、実際に日常生活や社会生活に顕著な支障が出ていて、特に支援が必要な場合です。

小児期崩壊性障害
(Childhood Disintegrative Disorders:CDD)

2歳までは正常な発達を遂げ、その後10歳までに特定の領域スキルが消えて、反応が無くなる重篤な障害です。
ヘラー症候群(Heller's Syndromes) とも。
発症率は 10万人に1人 と、非常に稀な障害です。

レット障害
(Rett's Disorders)

レット症候群(Rett's Syndromes) とも。

女児のみ に見られる障害です。
4歳以前に発症、重い精神遅滞を伴い、歩行が困難になります。
両手を揉んだり、すり合わせる動作が特徴。
発症率は 1万5000人に1人 です。

特定不能の広汎性発達障害
(PervasiveDevelopmental Disorders
Otherwise Not Otherwise Specified:
PDD-NOS)

非定型自閉症(Including Atypical Autism) とも呼ばれます。
自閉症の症状は出現しているものの、三つ組みを満たしていない、発症が遅い、
症状が軽い等の場合はこちらに分類されます。
知的な遅れの見られないものは、特に 高機能広汎性発達障害 と呼ばれます。


症状や表面に現れる行動は、一人一人でかなり違います。
そして、自閉的な度合いについても、知的な障害の有無に関わらず、とても重い人から軽い人まで、こちらも様々です。
いずれの場合でも、子供の持っている弱い部分は同じなので、療育も含めて、必要とされる援助や対応の仕方はあまり変わりません。







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