言語発達遅滞
言語発達遅滞とは
言語コミュニケーションの能力が、年齢に期待されるレベルに達していない状態
の事です。
そもそも言葉の遅れにはいくつかの原因があり、発達障害や麻痺、難聴、失語症など先天的なものの場合もあれば、
時には環境や心理的なものなど、後天的なものが遅れを作る事もあります。
それらのケースとは異なり、言語以外に発達上の問題や原因が特に見当たらず、
子供に周囲への関心やコミュニケーションの意志がしっかりと見られる場合は、
単純言語発達遅滞
もしくは、
特異的言語発達遅滞
、
発達性言語遅滞
と言い、
更に、言葉の理解はほぼ年齢並みにも関わらず、話す事が出来ない、もしくは著しく遅れている
運動型(表出性言語障害)
と、
言葉の理解が発達してこない為に、話す事も発達してこない
感覚型(受容性言語障害)
に分けられます。
俗に言う言葉の遅立ちで、後に追い付く場合もありますが、
学童期に
学習障害
へ移行するケースも見られます。
原因はよく分かっていませんが、発達障害と同じように、
脳や中枢神経に何らかの問題があるのではないかと言われています。