【広汎性発達障害(PDD)によく見られる感覚異常】


これらがあるからと言って、=広汎性発達障害というわけではありません。
一般の人にも、感覚の異常を持っている人はいます。
あくまで、広汎性発達障害の人の中に、五感の感覚が過敏、もしくは極端に鈍感なケースが多いのだと理解して下さい。



触覚過敏 ・・・人と触れ合う事を気持ち悪く感じたり、洋服の素材によって痛みや不快感を感じる、など


・抱っこをしても反っくり返る、おんぶをしてもしがみつかない

・靴下や下着を着るのを嫌がる、ダブダブの服しか着ない、服の裏のタグや縫い目を痛がる、裸足や裸でいる事を好む

・粘土遊びや砂遊び、お絵かきで手が汚れるのを嫌う

・食事中にご飯が手に付くのを嫌がって、すぐに手を拭きたがったりする

・散髪やシャワー、耳掃除を嫌がるなど、頭や顔に触れられる事を嫌う

・つま先立ちをする、ぴょんぴょん跳ねながら歩く
 ※これらの行動に関しては、逆に感覚が鈍感で、刺激を得る為に行っているケースもある




触覚鈍感


・痛みに鈍感で、骨折や出血などのひどい怪我をしていても気付かない

・オムツの濡れなどの不快感に鈍感で、オムツが汚れても訴えない




視覚過敏


・信号機や電光掲示板、イルミネーションなどのぴかぴか光るものを好み、じっと見入る

・カメラのフラッシュなどを嫌がる

・サングラスをかけないと、まぶしくて外を歩けない

・周囲に動くものがあると、授業や仕事に集中出来ない

・文字や絵がごっちゃになっている本が読めない

・人混みに入るとイライラする




視覚鈍感


・自分の興味のある事は観察するが、周囲の状況にはあまり反応しない




聴覚過敏 ・・・特定の音が騒音に聞こえる、など


・電話のベルや赤ちゃんの泣き声を聞くとパニックになり耳をふさぐ

・BGMが流れていると、勉強や仕事に集中出来ない

・機械などが出す高音、低音に過剰に反応する




聴覚鈍感 ・・・特定の音が耳に入ってこない、など


・耳は聞こえているようなのに、名前を呼ばれても振り向かない

・周囲の音から人間の声を分類して拾い上げる能力が低い場合、言語の習得に遅れが生じる場合がある




味覚過敏


・極端な偏食がある




味覚鈍感


・食品が腐っていても気付かないで食べてしまう




嗅覚過敏


・香水などの匂いに過敏に反応する




嗅覚鈍感


・自分がキツイ体臭を放っていても、それに気付かないでいる場合がある




感覚の異常は、いずれも脳の中で情報が処理しきれない場合に起こります。
過敏とは、 脳がより多くの情報を処理しようとする為に起こる異常 で、 どの情報を処理したら良いのかという取捨選択が出来ない ケースです。
逆に鈍感とは、 情報量に対して処理機能が追い付かず、脳が焦点を絞ろうとする為に起こる異常 の事です。
手足の協調がうまく出来ない、自分の身体がどこからどこまでなのか掴めない等も、感覚の統合異常から来る症状と考えられます。







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