【学習障害(LD)の診断基準・診断名】



読字障害
・読みの正確さと理解力についての個別検査での到達度が、年齢に応じて期待されるものよりも、著しく低い事。
・上記の状態が、読字能力を必要とする勉強や日常の活動を明らかに妨害している事。
・感覚器の欠陥がある場合、読みの困難は通常それに伴うものよりも過剰である事。


書字表出障害
・書字能力についての個別検査での到達度が、年齢に応じて期待されるものよりも、著しく低い事。
・上記の状態が、書字能力を必要とする勉強や日常の活動(文法的に正しい文章や構成された短い記事を書く事等)を明らかに妨害している事。
・感覚器の欠陥がある場合、書字能力の困難は通常それに伴うものよりも過剰である事。


算数障害
・算数能力についての個別検査での到達度が、年齢に応じて期待されるものよりも、著しく低い事。
・上記の状態が、算数能力を必要とする勉強や日常の活動を明らかに妨害している事。
・感覚器の欠陥がある場合、算数能力の困難は通常それに伴うものよりも過剰である事。


運動能力障害

「発達性協調運動障害」
・運動の協調が必要な日常の活動における能力が、年齢に応じて期待されるものよりも、著しく低い事。
(発達の過程で、お座り・ハイハイ・一人歩き等に関して、著しい遅れが見られる事もある。又、物を落とす、極端な不器用、スポーツが下手、書字が下手等の症状で明らかになる事もある。)
・上記の状態が、勉強や日常の活動を明らかに妨害している事。
・この障害は、一般身体疾患(脳性まひ、片まひ、筋ジストロフィー等)によるものでは無く、広汎性発達障害の基準を満たすものでも無い事。
・発達遅滞がある場合、運動の困難は通常それに伴うものよりも過剰である事。


コミュニケーション障害

「表出性言語障害」
・表出性言語発達についての個別検査で得られた得点が、非言語的知的能力及び受容性言語の発達の得点に比べて著しく低い事。
(語彙が限定的であったり、時制の誤りを頻繁に犯す、単語を思い出す事の困難さ、年齢に応じた適切な長さと複雑さを持つ文章を作る事が苦手等の症状で明らかになる事もある。)
・上記の状態が、勉強や日常の活動、又は対人関係を明らかに妨害している事。
・受容−表出混合性言語障害、又は広汎性発達障害の基準を満たさない事。
・精神遅滞(=知的障害)や言語−運動又は感覚器の欠陥がある場合、言語の困難はこれらの問題に通常伴うものよりも過剰である事。

「受容−表出混合性言語障害」
・受容性および表出性言語発達についての個別検査で得られた得点が、非言語性知的能力の標準化法で得られたものに比べて著しく低い事。
(表出性言語障害の症状及び単語、文章、特定の型の単語=例えば空間に関する用語の理解の困難、等の症状がある。)
・上記の状態が、勉強や日常の活動、又は対人関係を明らかに妨害している事。
・広汎性発達障害の基準を満たさない事。
・精神遅滞(=知的障害)や言語−運動または感覚器の欠陥がある場合、言語の困難はこれらの問題に通常伴うものよりも過剰である事。



上記の 診断基準を用いて診断する事が出来るのは専門の医師だけ です。
適切な指導、療育を受ける為にも、必ず専門機関を受診して下さい。







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