【早期療育の効果】



高機能広汎性発達障害の児童・青年61名に対する調査

調査対象=7歳以上かつIQ70以上・男児50名/女児11名・平均年齢12.0歳
早期療育の経験=あり26名・なし35名

・問題無し…療育あり 54% ・療育なし 23%
・適応障害あり…療育あり 34% ・療育なし 43%
・精神科症状あり…療育あり 12% ・療育なし 34%
・対人関係 …早期療育を受けた児童の方が 受動型 社会性の障害の分類 を参照)となる者が多く、学童期以後の精神科的合併症や問題行動は少なく、社会適応も良い。
・IQ…療育あり平均 89.2 ・療育なし平均 87.6
・適応( GAF得点 =診断基準として一般的なDSM-Wの全体的機能尺度)…療育あり平均 65.5点 ・療育なし平均 58.7点

GAFに関しては、療育ありグループの中でも、より診断年齢が低く療育開始が早かった児童ほど、得点=後年の適応が良かった。


『高機能広汎性発達障害 アスペルガー症候群と高機能自閉症』 杉山登志郎・辻井正次 著/ブレーン出版 より







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